今回は、新しいへいが出来上がるまでの工程を写真付きで紹介します。




レンガを再利用しているため、再生した柱は歴史を感じるたたずまいです。
100年前に作られたレンガは、現在まで正門の一部として藝大生を見守ってきました。東京藝術大学正門再生プロジェクトは、そのレンガを含めた正門全体を100年後の藝大生に受け継ぐことを目指します。
工事は現在進行中であり、全ての行程が完了し皆様にお披露目できるのは1月末頃となります。
次回の更新は、完成が近づく正門全体の様子をお知らせします。
#藝大正門
今回は、新しいへいが出来上がるまでの工程を写真付きで紹介します。
レンガを再利用しているため、再生した柱は歴史を感じるたたずまいです。
100年前に作られたレンガは、現在まで正門の一部として藝大生を見守ってきました。東京藝術大学正門再生プロジェクトは、そのレンガを含めた正門全体を100年後の藝大生に受け継ぐことを目指します。
工事は現在進行中であり、全ての行程が完了し皆様にお披露目できるのは1月末頃となります。
次回の更新は、完成が近づく正門全体の様子をお知らせします。
東京藝術大学正門再生プロジェクトは、正門を地震に強いものにしつつも、卒業生・地域の記憶に残る姿を維持して、100年先に受け継ぐプロジェクトです。
100年間藝大生を見守ってきた正門を、100年先も残したい!という強い想いをつなぐ一環として、一定金額以上のご支援をいただいた方のご芳名を刻印したレンガを再生工事に使用しております。
このたび、Ⅱ期工事に使用する47個の刻印レンガができあがりました。
レンガは藝大のロゴとご芳名が刻印されております。支援者のみなさまにおかれては、工事完成後、お名前が刻印されたレンガを探してみてください。
ところで、藝大の徽章(アカンサス)にはどのようなメッセージがこめられているかご存じでしょうか?藝大ホームページで紹介しておりますので、この機会にぜひご覧ください。
>>https://www.geidai.ac.jp/outline/university_identity
Ⅱ期工事で再生した正門をみなさまにお披露目できる日を心待ちにしております。
次回はへいの工事進捗についてお知らせする予定ですので、お楽しみに。
※Ⅲ期工事に向けたご支援を受け付けております。ご支援はこちら>>https://fundexapp.jp/geidai_kikin/entry.php?purposeCode=300&&supportCode=316
秋に始まった東京藝術大学正門再生工事Ⅱ期。現在の様子をお知らせします。
今回は鉄製飾り柵についてです。
赤レンガのへいは、東京藝術大学の前身である東京美術学校が明治20(1887)年に建設された時に作られたものです。
鉄製飾り柵は戦時中に供出され、代用品として木製の柵が取り付けられていました。
その後、昭和50(1975)年に山形の工場で復元したものが取り付けられました。復元作業はたった1枚の当時の写真を唯一の手がかりに、フェンスの大きさや格子の間隔を測定。さらに大学側で写真をもとにデザイン、彫刻したバラを見本に鋳型をつくり、2ヶ月がかりでつくり上げられました。※
※参考文献 財団法人芸術研究振興財団©、東京芸術大学百年史編集委員会『東京芸術大学百年史 美術学部編』ぎょうせい,2003年,pp.777-778
正門再生プロジェクトでは正門の歴史を引き継いでいくため、鉄製飾り柵は取り外し、洗浄・塗装の後再取付します。
鉄製飾り柵はバラの花があしらわれたかわいらしいデザインで、藝大生をあたたかく迎えている感じがしますね。
以上、正門再生工事Ⅱ期は鋭意進行中です。
1月末にお披露目できるよう、引き続き取り組んでまいります。
2019年度より始まった東京藝術大学正門再生プロジェクトは、先日よりⅡ期工事が始まりました。
【東京藝術大学正門再生プロジェクト】東京藝術大学のレンガ造の正門は、大正3年(1914年)頃に造られ、100年もの間、藝大生を見守り続け、地域と共にあり続けてきました。この正門を、地震に強いものにしつつも、卒業生・地域の記憶に残る姿を維持して、100年先に受け継ぐプロジェクトです。
Ⅱ期工事を始められたのは、50名近い方々からの熱いご支援と激励のおかげです。心より感謝いたします。
また、Ⅰ期工事の様子は過去の投稿をご覧ください。
工事の進捗状況は随時報告していきますので、お楽しみに。
9月6日(金)、再生した音楽学部側正門の披露式が行われました。正門は本来の姿を取り戻し、これまでと変わらず藝大生を見守ります。
以前と変化がないと思う方がいらっしゃるかもしれません。それもそのはず、正門は改築ではなく再生しました。100年前からの歴史ある姿を、100年後の藝大生へ受け継ぐための正門再生プロジェクトです。
本プロジェクトでは、老朽化し、大地震の際に倒壊の恐れがある正門を既存のレンガを生かして造り替え、100年先まで残すことを目標に、クラウドファンディングによる改修費用のご寄付により実施されました。
藝大へお越しの際は、再生した正門を是非ご覧いただければと思います。
また、今回の工事で全ての正門を再生できたわけではありません。残された箇所について、再生工事の確実な実施につなげ、少しでも早く、安全で、みなさまの記憶に残る姿を受け継いでいけるよう、取り組んでまいります。
工事の進捗状況をお知らせしている「正門再生工事が始まりました。」その4のお知らせです。
正門は新しく改築してしまうと、100年前からの歴史ある姿を受け継ぐことはできません。既存のレンガを取り外し洗浄した後、新しい柱・塀の表面仕上げとして取り付けることにより、姿を受け継ぐための再生をしています。
また、クラウドファンディング「東京藝術大学正門再生プロジェクト」のリターンの一つに、塀に利用するレンガにお名前を刻印するというものがあります。
(参考)活動報告「正門再生工事が始まりました。(その3)」2019/08/09活動報告投稿
本日、刻印したレンガを躯体に設置しました。
刻印レンガは正門の裏側にありますので、工事完成後東京藝術大学にお立ち寄りの際は是非ご覧ください。
8月24日(土)に、リターンの一つであるキャンパスツアーを実施しました。
大学の主要な施設を巡るツアーの様子をお知らせします。
赤レンガ1号館談話室の正門銘板展示。右が先代で、左が現行のものです。赤レンガ1号館は1880年に建てられたもので、現在も教育研究活動に利用されています。
奏楽堂見学の様子。フランスのガルニエ社製オルガンを見学しました。奏楽堂は演奏活動だけでなく、入学式や卒業式の会場でもあります。
奏楽堂の可変天井。さまざまな演奏、試験等の用途に対応するため、天井の高さを変え、使用目的にかなった最適な音響特性(残響時間・初期反応音)を実現します。実際に動いている天井を見られるのは貴重な機会です。
陳列館見学の様子。オーギュスト・ロダン作のブロンズ像や、二重橋飾電燈を見学しました。二重橋飾電燈は、元は二重橋に設置されていましたが、橋の架け替えの際に宮内庁から移管を受けたものです。
岡倉天心像見学の様子。美術学部の森にたたずむ岡倉天心像は、一般の方も自由に見学することができます。
正門再生工事に使用するレンガの作成状況についてお知らせします。
藝大正門に使われているレンガは一般的なレンガと仕様が違うため、特注する必要がありました。色合いやサイズ等、検討の結果できあがったレンガが画像のものです。
できあがった特注レンガにレーザー刻印を施しました。クラウドファンディングのリターンの一つで、支援者の方のお名前を正門に実際に使用するレンガに刻印するものです。
躯体はもうすぐできあがります。既存のレンガと新しいレンガを組み合わせ、どのような風合いの正門が完成するのか楽しみです。
6月より始まった東京藝術大学正門再生工事。現在の様子をお知らせします。
既存正門の基礎を掘ってみると、なんと赤レンガが使用されていました。コンクリートの下に、さらにレンガがあるのは驚きです。
既設を撤去し、一度まっさらになりました。
鉄筋組みの様子。
コンクリート基礎打ちの様子。
以上、正門再生工事は鋭意進行中です。
藝祭でお披露目できるよう、引き続き取り組んでまいります。
2019年7月1日付けの新美術新聞で東京藝術大学正門再生プロジェクトの記事を掲載していただきました。
3ページ中段のところに取り上げていただきました。
お見かけした際は、是非ご覧ください。